四聖堂には、井上円了が世界の哲学者の中から選んだ四人の聖人(四聖)が祀られています。四聖には、東洋哲学からインド哲学の釈迦と中国哲学の孔子、西洋哲学から古代哲学のソクラテスと近世哲学のカントが選ばれました。当初は、‟哲学堂”と呼ばれており、公園名の起源といえます。
「哲学の庭」は宗教・哲学・法を代表する人がそれぞれ同心円上に配置されており、世界の異なった場所の人々が、より相手に近づくことが出来るようになるためには、プラス・マイナス(±1)の原点に返ることが必要という作者の考えが反映されています。